
漫画「リボンの騎士」の入手困難なエピソードや幻のエピソードを集めた特別編集版「リボンの騎士 ミッシング・ピーシズ」(立東舎)の発売が決定しました。発売日は6月17日で、価格は6,050円です。
この作品は、「ブラック・ジャック」「三つ目がとおる」「火の鳥 望郷編」に続く「ミッシング・ピーシズ」シリーズの第4弾となります。さらに、シノプシスやラフスケッチ、アニメ版絵コンテ、カットなどの関連資料も多数掲載されており、手塚治虫ファンにとって貴重な一冊です。
北野英明版「リボンの騎士」
北野英明が手掛けた「リボンの騎士」は、手塚治虫の原案を基にしたユニークな作品で、1967年に講談社の「少女フレンド」に連載されました。このバージョンでは、25世紀の発明家フランツがタイムマシンで先祖のサファイアに会いに行くというSF仕立ての物語が展開されます。
北野英明は手塚治虫の弟子として虫プロダクションでアニメ制作に携わった後、漫画家として独立。麻雀劇画の先駆者としても知られています。「少女フレンド」版の「リボンの騎士」は単行本化や再収録がされていないため、非常に希少価値の高い作品となっています。
「リボンの騎士」の歴史とリメイクの変遷
「リボンの騎士」は、1953年から1956年まで講談社の「少女クラブ」に初めて掲載された作品で、その後3回のリメイクを経ています:
- 1958年:雑誌「なかよし」で連載された少女クラブ版の続編で、単行本化の際に『双子の騎士』と改題。
- 1963年:雑誌「なかよし」で連載された、初版の描き直しバージョン。
- 1967年:手塚治虫原作、北野英明が作画を手掛けた「少女フレンド」版。
今回の発売をきっかけに、北野英明が手掛けた「少女フレンド」版にぜひ触れてみてほしいと思います。
予約開始は…
「リボンの騎士 ミッシング・ピーシズ」は、本日午後から予約受付が開始されるとのこと。手塚作品の貴重なエピソードや資料を手に入れる絶好のチャンスです。興味がある方はぜひ早めにチェックしてみてください!
予約はコチラから
復刊ドットコム-リボンの騎士ミッシングピーシズ