
風刺的短編漫画で、戦争の形式を借りて“ごみ問題”を痛烈に描いた大人向けギャグ作品です。
発表
発表日:1973年11月1日
出版:週間朝日 増刊まんが朝日 朝日新聞社
あらすじ
ある日、天下太平という男のもとに「赤紙」が届く。
周囲に見送られながら出征列車に乗り込む太平——まるで太平洋戦争の出兵のような光景だが、彼が向かうのは“ゴミ掃除”の戦場だった。
日本では成人男子に3年間のゴミ掃除義務が課されており、太平もその一員として配属される。
訓練では「世界はゴミに覆われようとしている。大国日本としてはゴミを除くことが急務である」と訓示され、兵士たちはゴミと格闘する日々を送る。
やがて太平は“ヘドロ船団”に配属され、マリアナ沖へゴミを捨てに向かう。
しかしそこには外国船も集まっており、ゴミの投棄をめぐって“ゴミの撃ち合い”が始まる。
日本は敗北し、相手国のゴミを買い取る羽目になるが、太平は古新聞をちり紙と交換することで事態を切り抜ける。
収録されてる出版物
| タイトル | 出版社 | 発行年 | ページ数 | 判型 |
|---|---|---|---|---|
| ばるぼら | 小学館 | 2019年11月25日 | 520ページ | B5 |