週間探偵登場 白い顔と黄色いタレント


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発表

発表日:1960年11月3日
出版:別冊週間漫画TIMES 芳文社

あらすじ

売れっ子“台風タレント”として人気絶頂の加世木あら子(かせぎあらこ)は、テレビ局を飛び回る多忙な日々を送っていた。あるドラマの放送中、彼女をじっと見つめる男・草利(くさり)がいた。彼は演出家で、加世木の態度に深い恨みを抱いていた。
ドラマ終了後、帰宅途中の加世木あら子は短刀で背中を刺され、命を落とす。警察は怨恨による犯行と見て捜査を進め、草利が容疑者として浮上する。
取り調べを受けた草利は、加世木が元愛人であったことを認めるが、殺害は否定。彼女に捨てられた恨みはあるものの、現在は加世木と似たイメージを持つ女優・宇礼野古里(うれのこり)と交際していると語る。
宇礼野古里に事情を聞くと、彼女は「自分がやった」と自供。事件は一件落着かと思われたが、供述には不自然ながあり、真相は別にあることが判明する。
やがて、真犯人は17歳の少年だったことが明らかに。宇礼野古里の告白は、女優としての“芝居”だったのだ。

収録されてる出版物

タイトル出版社発行年ページ数判型
手塚治虫文庫全集 ひょうたん駒子講談社2011年6月10日512ページ文庫

登場キャラクター