週間探偵登場 原稿安全


『週間探偵登場』作品概要へ

発表

発表日:1961年1月19日
出版:別冊週間漫画TIMES 芳文社

あらすじ

週刊文芸の編集者・へいさんは、原稿を受け取るために作家の自宅を訪れていた。何人もの編集者が順番待ちするなか、ようやく原稿が完成し、へいさんは急いでタクシーで社へ戻ろうとする。
しかし交通渋滞で車は進まず、やむなく徒歩で向かうことに。ところが通りには飲み屋がずらりと並び、へいさんは過去に大量のツケがあったため、できれば通りたくなかった。案の定、ツケを回収しようと複数の店から女性たちが現れ、取り囲まれてしまう。
その中の一人、見覚えのない女性が原稿をツケのカタとして持ち去ってしまう。へいさんは飲み屋を回って彼女を探すが、なかなか見つからない。バー・ウランに立ち寄ったところ、ミツコが「最近できたばかりのバーに心当たりがある」と言い、向かってみると、まさにその女性がいた。
彼女は右翼関係者に脅迫の材料として原稿を持ち帰るよう指示されていたのだった。原稿は無事に取り戻され、へいさんが社に戻ると、なんとすでに原稿は届いていた。
彼が必死に探し回っていた原稿は、実は別の出版社「週刊ブーム」宛のものだったのだ。

収録されてる出版物

タイトル出版社発行年ページ数判型
手塚治虫文庫全集 ひょうたん駒子講談社2011年6月10日512ページ文庫

登場キャラクター