発表
発表日:1961年2月16日
出版:別冊週間漫画TIMES 芳文社
あらすじ
週間探偵登場 ジャリトラもたまに役にたつ
男は給料日の帰り道、国鉄とジャリトラ(ダンプカー)の事故に巻き込まれ、給料袋を落としてしまう。翌日、家での立場もなくなった男は駅へ向かうが、事故の補償は何も得られなかった。
帰り道、再びジャリトラが突っ込んできて、男は大事故に巻き込まれる。出血しながらも、魔が差して他人のカバンを盗んでしまう。テレビニュースの取材を受けた男は、そのまま病院に入院することに。
盗んだカバンには大金と謎の書類が入っていた。入院中、男は新聞でカバンの持ち主が死亡したことを知る。一方、亡くなった男の勤務先の関係者がニュースでカバンの所在を知り、病院を訪ねてくる。
実はそのカバンには、会社の不正を暴く重要書類が入っていたのだった。カバンをめぐって屋上で争う男だったが、もみ合いの末にカバンを放り投げてしまう。すると、偶然通りかかったジャリトラがそれを拾って走り去る。
その後、ゴリ警部が不正手形についてとある会社の社長を追及していたところ、先のジャリトラが書類を持って戻ってくる。中身はまさに、不正の証拠そのものだった。
収録されてる出版物
| タイトル | 出版社 | 発行年 | ページ数 | 判型 |
|---|---|---|---|---|
| 手塚治虫文庫全集 ひょうたん駒子 | 講談社 | 2011年6月10日 | 512ページ | 文庫 |