
光文社「少女」の55年1月号と2月号の間に出た新年大増刊号に掲載された作品。
本作は、独立した読切りとして掲載されたものの、物語全体は一貫してつながっており、ひとつのエピソードとして構成されています。
掲載分では、ポピラリヤ国の王家の象徴「人魚のタマゴ」をナスビが持ち出したことにより、ゼンダ将軍に彼女の正体が知られてしまう場面までが描かれています。
なお、単行本では「ナスビ女王と宝石」というタイトルは使われていませんが、作品そのものは収録されており、通して読むことが可能です。
のちに手塚作品の名わき役として活躍するメイスンが、初めて登場した作品でもあります。
発表
発表日:1955年1月20日
出版:少女 新年増刊 光文社
収録されてる出版物
| タイトル | 出版社 | 発行年 | ページ数 | 判型 |
|---|---|---|---|---|
| 手塚治虫文庫全集 ナスビ女王 | 講談社 | 2011年9月9日 | 430ページ | 文庫 |