そよ風さん


引用:手塚治虫漫画全集 そよ風さん 講談社

『そよ風さん』と『ひまわりさん』は、争わずに人の心を動かす少女・チヨコのやさしさが、町の対立や人々の心を変えていく物語です。

『そよ風さん』と『ひまわりさん』はタイトルこそ別ですが、物語的には明確につながっており、そよ風さんというキャラクターを中心に物語が展開されていきます。

発表

発表日:1955年9月 – 1956年12月
出版:少女 光文社

作品概要

『そよ風さん』では、そよ風さんことチヨコが、源町と平町という犬猿の仲だった二つの町の対立を、洪水という災害をきっかけに乗り越え、人々の心をつなぎ直していきます。
続編の『ひまわりさん』では、県庁の役人の姪・日由子が主人公となり、東京にやってきたチヨコと出会います。男勝りで乱暴だった日由子は、チヨコのやさしさにふれ、少しずつ心を開いていきます。一方で、チヨコは悪人たちの陰謀に巻き込まれ、誘拐されてしまいますが、争わずに人を変えるその姿勢で、ついには敵をも改心させてしまいます。

エピソード

タイトル発表日
そよ風さん1955年9月 – 1956年1月
ひまわりさん1956年2月 – 1956年12月

主要キャラクター