
そよ風さんの続編として描かれた、友情と成長の物語です。男勝りな少女・日由子(ひまわりさん)が、そよ風さんや三太との出会いを通じて心を開き、女の子らしさに目覚めていく姿が描かれます。
発表
発表日:1956年2月 – 1956年12月
出版:少女 光文社
あらすじ
東京に上京したそよ風さんは、寄宿先の家で出会った少女・日由子と同居することになる。日由子は幼い頃に母を亡くし、乱暴で男の子のような性格だったが、そよ風さんの穏やかで優しい人柄に触れ、少しずつ変わっていく。
そよ風さんは、生き別れになった母親を探しており、その過程で人買いにさらわれそうになるが、三太や日由子の助けによって救われる。物語の後半では、力造(力有武)らの協力もあり、ついに本当の母親と再会を果たす。
日由子は、そよ風さんのことを「ひまわりさん」と呼び、彼女のような人になりたいと願うようになる。そよ風さんの“争わずに人を変える”姿勢は、周囲の人々の心を動かし、日由子にも大きな影響を与えていく。
収録されてる出版物
| タイトル | 出版社 | 発行年 | ページ数 | 判型 |
|---|---|---|---|---|
| 手塚治虫文庫全集 ナスビ女王 | 講談社 | 2011年9月9日 | 430ページ | 文庫 |