午前7時の地下室(指令!午前7時)


引用:手塚治虫文庫全集 SFミックス 講談社[午前7時の地下室]

暗殺者たちが世界的原子科学者を狙う中、病身の父と少年の守衛親子が必死に抵抗するサスペンス短編です。

発表

発表日:1956年9月15日
出版:冒険王 夏休み増刊号 秋田書店

あらすじ

物語は、ホテルの守衛室に押し入った暗殺者たちから始まります。彼らの目的は、上階に宿泊している世界的原子科学者 ロービイ博士 を、時限爆弾で建物ごと吹き飛ばすことでした。
地下室にいたのは、病に伏せる父とまだ少年の息子。二人は圧倒的な暴力にさらされながらも、博士を守るために必死に抵抗します。暗殺者たちは爆弾を午前7時にセットして立ち去りますが、親子は力を振り絞り、非常ベルを鳴らすことに成功。
その結果、暗殺者たちは捕らえられ、博士のもとへと案内されます。そこで明かされるのは、博士がただの人間ではなく、小型の原子計算機であったという意外な真実でした。

収録されてる出版物

タイトル出版社発行年ページ数判型
手塚治虫文庫全集 SFミックス講談社2011年3月11日352ページ文庫

登場キャラクター