
『べんけいと牛若』は、見た目と心のギャップに悩む中学生2人が出会い、成長と友情を育む青春ストーリーです。
発表
発表日:1976年6月号
出版:月刊少年マガジン 講談社
あらすじ
主人公の凸卍(でこまんじ)は、その巨体から「べんけい」と呼ばれ、周囲からは乱暴者と思われている中学生。しかし実は、可愛いものやファッションが大好きな繊細な少年で、将来はデザイナーになる夢を密かに抱いている。
ある日、彼の前に現れたのが小柄で気の強い少年牛若。彼は自分の体格にコンプレックスを持ち、「男らしさ」に執着していた。そんな牛若がべんけいに決闘を挑んできたことをきっかけに、2人は奇妙な友情を育んでいく。
ある日、2人は川辺で見かけた美少女に一目惚れし、彼女の行方を追う。しかし、彼女は誘拐されていた。べんけいと牛若は勇気を振り絞って彼女を救出し、事件を解決する。
事件を通じて、べんけいは自分の体を受け入れ、母親からの過保護にも距離を置き、自立への一歩を踏み出す。牛若もまた、自分の弱さと向き合い、べんけいとの友情を深めていく。
収録されてる出版物
| タイトル | 出版社 | 発行年 | ページ数 | 判型 |
|---|---|---|---|---|
| 手塚治虫文庫全集 メタモルフォーゼ | 講談社 | 2011年7月12日 | 384ページ | 文庫 |
| メタモルフォーゼ | 立東舎 | 2022年10月22日 | 343ページ | B5 |