メタモルフォーゼ 聖なる広場の物語


引用:メタモルフォーゼ 立東舎

力と欲望に取り憑かれた鳥たちの争いを描いた寓話的な作品です。

発表

発表日:1977年1月
出版:月刊少年マガジン 講談社

あらすじ

物語の舞台は、鳥たちの間で「聖なる広場」と呼ばれる場所。そこには特別な砂があり、それを浴びると鳥たちは異様な変貌を遂げ、強大な力を得ることができると信じられていました。ボス鳥のゴーズとガバ・ガバは、その力を求めて広場に通い、互いに張り合うように変貌を重ねていきます。
やがて、ゴーズはその力に取り憑かれ、仲間の卵を食べるなど暴走を始めます。体は膨れ上がり、顔は歪み、牙まで生え、もはや鳥とは呼べない姿に変わってしまいます。ガバ・ガバも同様に変貌し、ついには二羽は殺し合いを始めます。
長い夜が明け、広場には二羽の死骸が残されていました。聖なる砂の“毒”が体に回り、命を落としたのです。

収録されてる出版物

タイトル出版社発行年ページ数判型
手塚治虫文庫全集 メタモルフォーゼ講談社2011年7月12日384ページ文庫
メタモルフォーゼ立東舎2022年10月22日343ページB5

登場キャラクター