人身御供


引用:ばるぼら 小学館[人身御供]

短編ギャグ漫画で、当時の政治スキャンダルを風刺した作品です。

ロッキード事件をもじった「マッキーロ社」「ネーチャン氏」など、時事ネタを巧みに取り入れた風刺ギャグ作品。

発表

発表日:1976年8月1日
出版:ビッグコミック 増刊号 小学館

あらすじ

ラリーマンのフースケは、ある日突然、課長から大手取引先「マッキーロ社」の副社長・ネーチャン氏の接待役に抜擢される。
有頂天になるフースケだが、社長から渡されたのは50万円入りの財布と「適当にやってくれ」という曖昧な指示だけ。
料亭での接待が始まると、ネーチャン氏の狙いがフースケ自身であることが判明する。
実は彼は、会社の都合で“人身御供”として差し出されたのだった。

ネーチャン氏は男色家で、フースケは逃げようとするが、相手は一筋縄ではいかない。
やがて外務省の役人が現れ、ネーチャン氏が精神病院から来ていたことが発覚し、本国へ送還される。

その後フースケは、女400人に男1人という理想郷と聞かされた中東の小国「チュリンガーグーリンダイ公国」へ派遣される。
しかし、そこにいた美女たちはすべて国王の妻であり、フースケはまたしても“人身御供”として国王に狙われる羽目になる。

収録されてる出版物

タイトル出版社発行年ページ数判型
ばるぼら小学館2019年11月25日520ページB5

登場キャラクター