ブレイブファイヤーS0・9(BRAVEFIRE S0・9(PILOT FILM))


引用:手塚プロダクション公式チャンネル-ブレイブファイヤーS0・9
引用:手塚プロダクション公式チャンネル-ブレイブファイヤーS0・9
引用:手塚プロダクション公式チャンネル-ブレイブファイヤーS0・9
引用:手塚プロダクション公式チャンネル-ブレイブファイヤーS0・9

基本情報

公開日:1987年
上映時間:6分17秒
製作:手塚プロダクション、万年社

あらすじ

第二次世界大戦のころ、江先博士は瀕死のアメリカ兵を救った。
その兵士は、アメリカ政府に強い影響力を持つ大財閥の息子だった。

それから50年後。
資源が枯渇しつつある日本のために、江先博士は太陽光で自家発電できるロボットを開発していた。
これらのロボットは、宇宙で太陽発電装置を建設する計画のために30体作られたが
そのうちの一体が、宇宙が怖くなり地球へ逃げ帰ってきてしまった。

やがてアフリカの貧しい国・ミグルシア共和国の海岸に、その壊れたロボットが流れ着く。
名前を「宇宙ボタルS0・9(エスゼロナイン)」という“弱虫ロボット”であった。

それを拾ったのは、日本人の少年・透(とおる)。
透が修理すると、ロボットは可愛い女の子の姿に変わり、再び動き出す。

透には兄の久郎(くろう)がいて、現地の病院で医師として働いていた。
ある日、病院が突然停電し、久郎は手術ができなくなる。
その危機を救ったのは、復活したS0・9だった。
彼女はおしりのバッテリーを電源に接続し、太陽光で蓄えた電力を病院へ供給したのである。

しかしその後、透たちは政府から反政府ゲリラとの関係を疑われ、取り調べを受けることになる。
追い詰められた透たちは、S0・9の電力を使った反撃によって脱出し、ゲリラの助けを借りて隊商に紛れ、隣国へ逃れることになる。

逃亡の途中、隊商の商人は語る。
「もし無限に電気を得られるなら、この貧しい国でも人々は幸せになれる」
その言葉は、S0・9の存在がこの国にもたらし得る可能性を示すものだった。

そして物語は、江先博士の計画が挫折しようとする中、
透の励ましによってS0・9が再び立ち上がり、
巨大な危機を阻止するために自らの力を振り絞るクライマックスへと向かっていく。

スタッフ

  • 原案、脚本、作画、演出、ナレーション:手塚治虫

備考

  • 電力会社のPR用スペシャルアニメーション
  • 手塚治虫自身が出演・ナレーションを受け持っている
  • コンペ落選の理由は、地球の資源が枯渇した世界を舞台にした物語だったため
  • ブラック・ジャックヒゲオヤジが登場する

【資料】
手塚治虫劇場 手塚治虫のアニメーションフィルモグラフィー
・手塚治虫公式HP-ブレイブファイヤーS0・9