
マンガの歴史から制作現場、人物エピソードまで、幅広い雑学と裏話を語る読み物回。
発表
発表日:1960年2月 – 1960年7月
出版:少年画報 少年画報社
概要
マンガに関する幅広い知識を解説する内容になっています。
マンガの歴史として、平安時代の鳥羽僧正による『鳥獣戯画』から話が始まり、江戸時代にはその名を取って“鳥羽絵”と呼ばれていたこと、有名な画家である葛飾北斎・歌川国芳・渡辺崋山もマンガ的な作品を描いていたことなどが紹介されます。
出版の仕組みについても触れられ、本の問屋が全国の本屋や貸本屋に本を流通させ、売れなかった本は出版社に戻されること、出版社の原稿倉庫には使い古しの原稿が何十年分も保管され、一定量になると焼却処分されるといった裏側の話も語られます。
海外の例として、オランダのマンガ家レーメーカーがドイツ批判の風刺画を新聞に載せたところ世界的な大ヒットとなり、ドイツ皇帝が「百万の武器より、この一人のまんが家の一本のペンがおそろしい」と語った逸話も紹介されます。
さらに、マンガ映画の制作現場についても触れられ、原作者・脚本家・音楽家・声優・原画家・トレーサー・彩色・カメラマン・擬音・編集・録音など、多くの人と膨大な時間が必要になることが説明されます。
オバケの話題では、当時制作中だったマンガ映画『西遊記』に登場する鬼などのオバケを取り上げつつ、竜・宇宙人・化け物・幽霊・ひとだまなど、広い意味での“オバケ”として考えられるさまざまな存在が紹介されます。
また、マンガに登場する“おもしろい人物”として、アセチレン・ランプのモデルになった木下くん、時計店の石原くんとの闇鍋エピソード、マンガ家になってからも続く闇鍋の話、そして助手やマンガ家には変わった人が多いという裏話も語られます。
最後に、夢を見る仕組みからマンガ家はよく眠るという話題へとつながり、夜中に押しかけて叩き起こす「台風の目」の存在、編集者に無理やり牛の脳みそを食べさせられたというエピソードまで、マンガ家の生活にまつわるユニークな話が続きます。
収録されてる出版物
登場キャラクター
備考
- 表題が2話目から「マンガ千一夜」から「まんが千一夜」に変わった
- 手塚治虫の珍しいカットが掲載されている

引用:漫画教室 小学館[まんが千一夜] 
引用:漫画教室 小学館[まんが千一夜]
【資料】
・漫画教室 小学館

