
性を理性で管理しようとした科学が、人間の本能に完敗する性風刺コメディ。
発表
発表日:1975年3月11日
出版:プレイボーイ 集英社
あらすじ
矢部コウジ、23歳。
彼には「一日に7人の女性と関係を持たなければ気がすまない」という異常な性癖があった。
入社試験のために女性を断っていたが、不景気で不採用となり、欲求不満は限界に達する。
ついには性犯罪者になりかねない危険な状態に陥っていた。
そんな矢部の前に、ある医学博士が現れる。
「欲求不満を解消してやろう」と言われ、バーで酒をご馳走になるが──
その酒には薬が仕込まれていた。
矢部は眠り込み、博士によって セクソダス研究所 へ連れて行かれる。
ここでは“セックス革命”を起こすための手術が行われていた。
目を覚ました矢部は、自分の性器が 意思を持ち、話し始める ようになっていることに気づく。
数日後、東京ズロースと名乗るストリッパーの女性が部屋にやってくる。
彼女も博士の手術を受けており、同じく“話す性器”を持っていた。
この手術の目的は、年に一度しか性欲が起きず、快楽ではなく子どもを産むためだけに性行為をする人間を作ること。
人口の異常増加を防ぎ、性を神聖化するための計画だった。
しかし──
セクソダス開発の会議中、矢部コウジ自身の性欲が爆発してしまう。
その暴走により、計画はあっけなく崩壊した。
最後に残ったのは、皮肉な結論。
人間にとって、セックスに理性なんていらないのでありましょう……。
収録されてる出版物
登場キャラクター
【資料】
・手塚治虫文庫全集 フースケ 講談社