巨人と玩具


引用:手塚治虫 大人漫画大全 国書刊行会[巨人と玩具]

ミニチュア日本を操って暴走し、世界を滅ぼしてしまうフースケの政治風刺ナンセンスコメディ。

発表

発表日:1971年1月9日 – 1971年1月16日
出版:漫画サンデー 実業之日本社

あらすじ

新宿5丁目25番地にある大人向けのおもちゃ屋。
そこでは、常識では想像もできないような奇妙で不思議なおもちゃが並んでいた。

フースケは店主から極秘のおもちゃを紹介される。
それは 日本列島をかたどったミニチュアで、内部にはなんと 一億人のミニ人間が暮らしているという代物だった。

このミニ日本は、マイクで指示を出すと国会が開かれ、どんな法案でも即座に可決される仕組みになっていた。
フースケは調子に乗り、次々とめちゃくちゃな法案を通させる。

・サラリーマンの給料は3倍
・ボーナスは毎月
・物価は半分
・日曜以外すべて休日
・女性は全員裸
・強姦は無罪
・全国で自衛隊・警察・ヤクザ・右翼をケンカさせろ
・アメリカと国交断絶
・ソ連に「カムチャッカは日本国」と宣言しろ

など、支離滅裂で危険極まりない政策ばかりだった。

その結果、ミニ日本は世界中から核ミサイルを撃ち込まれ、
一瞬で消滅してしまう。

フースケはその光景を見て気分が悪くなり、店を後にする。
帰り道、近くで大きな事故が起きていた。
そして空の上から、どこかで誰かが笑いながら叫ぶ声が聞こえてくる。

「もっとやれ、もっとやれ」

収録されてる出版物

タイトル出版社発行年ページ数判型購入
手塚治虫漫画全集 フースケ講談社1979年11月20日245ページB6楽天ブックスKoboAmazonKindle
手塚治虫文庫全集 フースケ講談社2010年11月12日496ページ文庫楽天ブックスKoboAmazonKindle

登場キャラクター

【資料】
・手塚治虫文庫全集 フースケ 講談社